1961-02-28 第38回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
そこで利潤の算定方式につきましても、従来から肥料審議会においても問題にされておりますように、目標のコストは総平均約四十二ドル、それでなければ外肥との対抗もできないということで四十二ドルを目標にしておることも、これは農林省の主張通り正しいのだと思うのです。そんなことまで隠す必要はないじゃないですか。
そこで利潤の算定方式につきましても、従来から肥料審議会においても問題にされておりますように、目標のコストは総平均約四十二ドル、それでなければ外肥との対抗もできないということで四十二ドルを目標にしておることも、これは農林省の主張通り正しいのだと思うのです。そんなことまで隠す必要はないじゃないですか。
今日硫安工業がこれほど盛んになりましたのは、大臣御承知の通り、大正の末期から昭和にかけまして、外肥が非常に安かつた場合には輸入を制限し、外肥が高くなると入れておつたのです。これは国内の硫安工業保護の立場をとつておられたからと思うのですが、このように保護育成はして来たのであります。
従つて一般的に申しまして、操短がなされるような事態は起らないと思いますが、もし百歩を進めまして、お話のような、起り得ないことがもし起きるというような場合には、そのときこそ生産命令とか、あるいは外肥の輸入とかいうふうな非常措置をとるような事態を考えざるを得ないんじやないか。
そういう上からいたしまして、お話のような外肥を輸入するという考えは持たないのでございますが、さらばとて、しかし国際価格に競争し得るところに行く希望を持たないかといえば、そうでない。希望を十分持ち得るわけでありますから、できるだけ短期間のうち場に国際価格に近寄るように持つて行くための施策を講じて参りたい、こういうふうに考えております。
それからもう一つ、もしこういう事態が続くならば、私は委員長の提議において、発案において、この肥料対策を、委員長が理事会をすみやかに開催して、理事会の名において、とにかくこの肥料対策に対し肥料需給調整法案を出すなり、あるいはその他の立法処置を講ずるなり、あるいは外肥の輸入を促進するなり、委員長の名において、すみやかに私は理事会を招集していただきたい。
従つてこの際思い切つた引下げを行つて、しかる後に業界に合理化を促進し、あるいは四流メーカーの救済等はあらためて考えるような措置が望ましいと思うのでありまして、問題は農林省あるいは通産省がこの際積極的に、将来国外の競争にも耐え、外肥の輸入にも耐え得るような情勢をつくつて行かなければならないと思うのでありまして、それらの合理化のためにもこの際思い切つた処置が必要だと思うのですが、この点に関して大臣の御所見
しかもなお外肥十五万トンの輸入などというような見解も出て、肥料工業の今日の段階から見ると、政府の産業構造は軽工業中心主義なりや、あるいは化学工業を従来通り産業構造の主要な部分として行くのかどうか、将来の輸出貿易について化学工業が占める地位と、肥料工業を輸出産業として認めるのかどうかというような基本的な大きい問題について、私はまず政務次官から通産当局の見解を聞きたいと思います。
但し農林省といたしまして、硫安につきまして外肥を輸入するという方策でもつて、問題を解決するという見解は持つておりません。
日本の米麦のコストを引下げる上からも、この際外肥を入れて行かなければならないような事態が起きないとは言えないだろうと思う。特に日本が独立後においては、世界的な市場を相手に各種の工業が営まれなければならぬ場合において、硫安工業だけを保護するために、農民に犠牲を払わせて行く方法なのか、あるいは政府は別個に硫安工業に対して保護して行く方法なのか。
○川俣委員 さらにお尋ねいたしますが、日本の硫安と外肥とは大分大きな開きがあります。今外米を入れて補給金を出している際に、なぜ外肥を入れることができないのか。